Maxar社,大型通信衛星製造からの撤退を含めて事業構造の変更を検討中

SpaceNews(7/24)
Maxar社(SSL社の親会社)は、LEOコンステレーション衛星需要の高まりと大型静止通信衛星需要の低下を受け、事業構造の変更を検討中。選択肢は、1.大型通信衛星製造からの撤退、2.他の衛星製造メーカとの協業、3.GEO衛星事業規模の適正化(縮小)、の3つで年末までに結論を出す計画。ただし、政府需要・LEO通信衛星地球観測衛星の需要は伸びていることから、当該分野には従来通り取り組む方針。

通信衛星需要は近年急激に縮小しており、過去には年間約20機が発注されてきたが、2015年は19機、2016年は16機、2017年は8機となっている。2018年はこれまでに5機。

Maxar社では市場が戻る見通しは低いという見通しに基づいてリソース配分の見直しを進めている。