NASA、CEVの大規模な質量削減案を検討中

NASA Spaceflight(7/22)
DAC-2と呼ばれる設計レビューで質量超過が明確になったCEV計画に対し、NASAは、6500lbの質量軽減をめざし、計画の見直しを進めている。現状の主要なトピックを以下に列挙する。

  • SM(Service Module)の全長は約半分とし、燃料タンクのみを収納
  • SMのエンジンにはHeガス押し式のNTO/MMHエンジンを利用
  • SMの燃料タンクはチタン製球形タンク(検討の結果CFRP製の質量メリットはなし)
  • CM(Crew Module)は従来のAL製からAlLi合金製に変更し必要搭載量のマージンを削ることで約1ton軽量化
  • CMのRCS推進系はGOX/エタノール、耐熱材はアブレーティブ材料で着陸前に切り離し