ESA、閣僚会議に提出する3年計画にVinci初期開発用の3.4億ユーロを計上

SpaceNews(11/10)
11月25〜26日の閣僚会議に諮る3年100億ユーロの資金計画の一部としてESA長官が明らかにした内容。
現計画ではVinci運用開始は2017年以降の予定で、今回計上する3.4億ユーロはエンジン開発全体の費用ではない。また、ステージ開発費用は2011年に予定されている設計審査まで決まらない見通しで、今回の予算要求に含まれない。
また、ATVへの回収カプセル搭載の初期設計検討費用として3000万ユーロを計上しており、2011年に開発着手するかどうかを決定する。これは、この時期までに現在ISSの運用終了時期とされている2015年以降も運用が継続されるかどうかが決まると考えられるため、としている。
なお、3年間のISS関係費用(ATV製造費を含み、打上げ費を含まない)は14億ユーロ。