NASA、Ares Vの主エンジンにSSMEを採用する案を再評価中

NASA Spaceflight(12/26)
能力マージンを増加する目的の他に、プルームからの加熱に対してSSMEの再生冷却ノズルの方がRS-68のアブレーティブノズルより耐性が高いことも考慮し、オプションの1つとして再評価しているとのこと。
主エンジンにSSME(5基or6基)を採用する場合には、SRBは現計画の5.5セグメントではなく、もとの5セグメント(Ares Iと共通)にできる見通し。この場合にはエンジン単価がRS-68Bの2000万ドルから5000〜6000万ドルに増加するため、5.5セグメントSRBの開発及びRS-68AからRS-68Bへの開発費とのトレードオフになる。また製造設備としてもAres Vのマニフェストに応えるための製造設備増強に5億ドルかかる見通し。