Iridium NEXTの第1バッチの衛星・ロケットの準備完了。打上げは射場の空き状況から9/12

SpaceNews(6/15)
Iridium NEXT衛星はThales Alenia Space社が製造しているが、最終組立は米国でOrbital ATK社が実施している。これは、当初 Iridum社では米軍のHosted Payloadを搭載することを期待したためであるが、結果的にこの構想は実現しなかった。ただし、最終組み立ては計画通り米国で実施することになっているため、輸出した機体のリワーク時にITAR制約がかからないように、Foreign Trade Zone を設定し、その中で組み立てを行っている(ITARでは外国製品でも米国に輸入された時点から米国製品として取り扱うため、物理的には米国にあるものの、輸入はされていないとみなされる区域を設定した)。
なお、米軍のHosted payload は搭載されないものの、Iridum NEXTには民間のセンサ(Aireon社の航空機追尾センサ、exactEarth社の海洋監視センサ)が搭載されている。