ロシア,Vostochny射点からのSoyuz-2.1bロケットの打ち上げに失敗。Fregatステージの誘導計算プログラムが原因と推定

Spaceflightnow(12/1) Spaceflightnow(11/28)
Fregatステージの初回着火前の姿勢不良が原因で機体は大西洋に落下。プログラムミスにより不要な姿勢変更マヌーバを行っている最中に着火時刻を迎えた模様(2度回転すればよいところを、逆回りに358度回転させたとの関係者証言)。
今回の打ち上げはVostochnyからの2機目のSoyuzロケットの打ち上げであったが、Vostochnyからの打ち上げにFregat上段ステージを使用したのは今回が初めて。ROSCOSMOSは、Fregatを搭載しないSoyuzの打ち上げは計画通り実施すると発表。
搭載されていたのは、ロシアの気象衛星Meteor M2-1の他、ロシアのGlavkosmos社がコーディネートした18機の小型衛星で、Spire社のLemur-2衛星10機をはじめとする12機のCubesat、Telesat社のLEOコンステレーションの試験機2機のうちの1機(SS/L社製。SSTL社製のもう1機はPSLVで打ち上げ予定)、Astroscale社のデブリ観測衛星IDEA OSG 1などが含まれる。