Avio社,Vegaの大型版と小型版を設計中

Aviation Week(11/29)
Avio社は、現在、Vega(LEO 1500kg)に続くVega C(LEO 2200kg)を開発中(初号機2019年)だが、上段ステージを欧州製に変更して4段式から3段式に変更したVega E(LEO 700kmに3000kg)とVegaベースの小型ロケットを設計中。
Vega EはLOX/メタンの上段ステージMiraでウクライナ製のAVUMを置き換える。Miraは推力10tonfで5回着火可能。
小型ロケットは、Vegaの1段ステージを省いたもので、Vega C LightがLEO 250kg, Vega E LightがLEO 500kgの打ち上げ能力となる見通しで、コンステレーション衛星の補完用打ち上げを想定。小型ロケットはまだ研究フェーズだが、Avio社はESA資金なしで開発を実行可能としており、現時点でGoがかかれば、2020年か2021年には完成する見通し。
なお、Vega Cの開発費は500Mユーロ(第1段モータP120の開発費はAriane 6と折半)であり、Vega EのESA開発費認可は希望的には2019年の見通し。