(続報)Falcon 9ロケット爆発事故の調査状況

Spaceflightnow(9/9)
原因調査継続中。機体の爆発の数秒前に小さな爆発音が記録されており、関連を調査中。

Amos-6衛星の約$200Mは、製造メーカのIAI社が掛けていた保険でカバーされる。また、SpaceX社はSpacecom社に無料での再打ち上げか$50Mの返金を提案しているとのこと:Spaceflightnow(9/5) Spaceflight Insider(9/4)

打上げ延期が想定されるIridium社は同社ロケットから変更する意図がないことを表明:SpaceNews(9/9)

インド, GSLV Mk.2ロケットで地球観測衛星Insat 3DRを打ち上げ

Spaceflightnow(9/8)
国産極低温上段ステージを搭載したGSLV Mk.2はこの号機から運用機に入った。来年3月には通信衛星を打ち上げ予定。GSLV Mk.3の開発は並行して継続中。

NASA監査室,Commercial CrewによるISS輸送は2018年末以降まで遅れる見通しと報告

SpaceNews(9/6)
9/1に報告されたNASA Office of Inspector General (OIG)のレポートの中では、この遅れに伴ってNASAはSoyuzの座席を追加購入する必要があるかもしれないとしている。また、以前の遅れは資金不足が主要因だったが、現在では技術的課題が主要因になっていると指摘。
Boeing社のCST-100は質量増加と打上げ時の空力特性に課題があり有人試験機を2018年2月に遅らせた。
SpaceX社のCrew Dragonは推力着陸からパラシュートによる海面着水への変更に伴うシステム変更が大きく影響している上にその他のクルー支援系システム設計も遅れており、現在2017年半ばとしている有人試験飛行は少なくとも2018年末までは遅れる見通し。
Soyuzの追加発注の判断時期は2016年末。Soyuz費用は2006年の初度調達時から384%増加して最近では6席で$82Mとなっている。

Aerojet Rocketdyne社, 酸素リッチケロシンエンジンプリバーナのサブスケール燃焼試験を完了

Satellite News(9/7)
AFRLのHydrocarbon Boost Technology Demonstrator (HBTD)プログラムで開発中のエンジンのサブスケール燃焼試験

ESA, Rosetta探査機によるPhilae着陸機の写真撮影に成功

Spaceflightnow(9/5)
Philae着陸機は67P/Churyumov-Gerasimenko彗星に着陸した際に、場所が悪くて太陽電池で発電できずに3日後にミッションを終了した。今回の写真で、Phialeは崖の影に発見されており、推定が正しかったことが確認された。