Airbus DS社,自社資金で4機の高解像度光学観測衛星コンステレーションを構築する計画

SpaceNews(9/16)
打上げは2020年と2021年を計画。投資総額は500Mユーロを超えるとみられる。フランス防衛省CSOと呼ばれる独自の偵察衛星コンステレーションを構築中であり、本コンステレーションは民間部門独自の構想となる見通し。

Blue Origin社,大型ロケットNew Glenn構想を発表

Spaceflightnow(9/14)
2段式と3段式の2タイプ。1段にはBE-4エンジンをクラスタ化して使用し、2段にはBE-4の真空仕様エンジンを1台使用する計画。3段式の場合には、水素燃料のBE-3エンジンを搭載する。1段はNew Shepardと同様に再使用される計画。1段の機体直径は7m、機体全長は2段式が82m、3段式が95mと、巨大なロケット。これに併せてフロリダに製造工場も建設中で2018年初頭に完成予定。
フロリダ工場:Spaceflight Insider(9/12)
なお、New Shepardの次の試験飛行は10月のインフライトアボート試験の予定で、この試験で、分離後の1段ステージは破壊されると予想されている。

ILS社, 軽量型Protonを2018年から導入予定

SpaceNews(9/13) SpaceNews(ILS社広告)(9/14)
2機種でGTO打上げ能力3〜5tonをカバー。Proton Middleを2018年、Proton Light を2019年に打上げ予定。Middleは従来のProton Breeze Mから2段ステージを外して1段と3段ステージを伸ばしたもので、Lightはさらにブースタを6本から4本に削減したもの。
これで、Angara 1.2と合わせて、ILS社では、Proton/Angaraシリーズで6ton級までの各質量クラスに対応したロケットが準備されることになる。

Vector Space Systems社, Vector-Rロケット開発に関連してNASAとDARPAから合計$2.5Mの契約を獲得

ViaSatellite(9/13)
NASAからは上段ステージの研究開発契約を、DARPAからはVector-Rロケットの1段をXS-1の2段に使う検討契約を受注

SES社, Falcon 9再使用1段を使用してSES 10を打ち上げる計画に変更はないと表明

Spacefightnow(9/13)
SES 10を打ち上げるのは、4/8にDragonを打ち上げた1段になる見通し。なお、SES社は「金額は公開できないが、初期顧客であることを考慮したディスカウントを受けた」と話をしているが、一方で、値下げ率について「SESが期待していた値(50%)よりSpaceXが言っていた値(30%)に近い」「30%〜50%の間かどうかは言及できない」とも話している。

ULA社, 契約から3ヶ月で打ち上げるRapidLaunchサービスを開始

Spaceflight Insider(9/15)
ミッションユニークな機体改修を打ち上げ3ヶ月前以降に実施できるように製造を見直し。また、本サービスでは、打上げ予定より前のミッションが遅れた場合のバックアップ打上げスロットも提供する。ULAが打ち上げるWorldView-4はこの機体入替を利用して、当初InSight用に準備された機体で打ち上げられる。