SpaceX社、Merlin 1Cエンジンの残留推力による1段の2段への衝突をFalcon 1の3号機失敗原因として発表

Spaceflightnow(8/6)
1/2段分離1.5秒前に推力停止することでシーケンスを組んでいたが、残留推力によって衝突したとのこと。また、いずれのステージも爆発しておらず、分離火工品は正常に作動して、2段エンジンも着火したとのこと。
次号機までに分離時刻の修正をする計画だが、4号機では当初計画していたマレーシアの衛星の搭載を取りやめるとしている。
残留推力のレベルは、燃焼圧力10psi程度(0.07MPa程度)(=フル推力の1%程度)であり、地上試験では周囲圧力が15psi程度あるために評価できていなかった。

コメント

エンジンを変更したことに伴う影響評価が不足していたのが直接の原因でしょうが、そもそも1%の残留推力も許容できないというのは、分離システムとしてどうなのか、という議論もあるような気がするのですが・・・