USAF ORS, Super Strypiロケットの初号機の打ち上げをハワイで準備中

Spaceflightnow(10/29) SpaceNews(10/29)
Super Strypiロケットは、1960年代に核兵器の開発試験用に使われたStrypi弾道ロケットの改良版で、ORSが小型衛星の即応展開用に研究開発を進めているロケットの一つ。3段式ロケットで、1段はスピン安定を採用。ガイドレールにより打ち上げる(編注:M-3S2までの宇宙研のロケットと同様の打上げ方式)。試験機の主ペイロードは55?のハワイ大学の衛星で、その他に CubeSatを12個打ち上げる。
一方、GAOはORSプログラムが開発段階から進展しないことを指摘しており、かつ、5つの類似のプログラムが同時進行していると指摘している。USAFはこれに対してこれらは別の目的を持っていると反論している。5つのプログラムは:

  • DARPA: Airborne Launch Assist Space Access program: Boeing社の空中発射ロケット
  • DARPA: XS-1スペースプレーン: 3チームが概念検討中(Boeing+BlueOrigin, Masten+XCOR, Northrop Grumman+Virgin Galactic)
  • ORS office: ORS-4: Super Strypi
  • 陸軍: Soldier-Warfighter Operationally Responsive Deployer (小型メタンロケット;8月に中断)
  • 陸軍: Multipurpose NanoMissile System