SpaceX社, Falcon 9 ロケットでCrew Dragonの無人試験機DM-1を打ち上げ

SpaceNews(3/2) Spaceflightnow(3/2)
有人試験飛行DM-2までに改修が必要な部分も残っている(スラスタ低温対策、ECLSSシステム、など)→ SpaceNews(2/28)

Maxar社, SSLを維持することを決定。ただし、黒字化には年に1,2機のGEO衛星受注が必要な見通し

SpaceNews(2/28) SpaceNews(3/1)
数ヶ月に渡り、売却や廃止も含めて検討した結果、SSL社を維持することを決定。GEO衛星用の1300シリーズバスは維持するが、小型のLegionクラスや政府からの受注にフォーカスする。
また、同社は買収後のPMIを進めており、SSL社部門は、Maxar社のSpace solution group となる予定。

Arianespace社, SoyuzロケットでOneWeb衛星の最初の6機を打ち上げ

SpaceNews(2/27) Spaceflightnow(2/27)
当初は10機を打ち上げる計画だったが、初期故障を考慮して6機に変更され、残りの衛星搭載部にはマスダミーを搭載。
Arianespace社はOneWeb社衛星を21機のSoyuzロケットで打ち上げる計画。今回は仏領ギアナから打ち上げたが、残りのほとんどはBaikonurから打ち上げられる見通しで、1回につき36機の衛星を打ち上げる。また、OneWebの運用軌道は高度1200kmであるのに対して今回の打ち上げではロケットで高度1000kmの軌道に投入したが、今後は、高度500kmに投入して、その後、衛星の電気推進装置で軌道を上昇させる。(ディスペンサの写真はSpaceflightnowの記事参照)
OneWeb社では今年中に150機を打ち上げ、2020年には300機の衛星で地域を限定したサービスを開始予定。全世界でのサービスは600機の衛星が揃う2021年になる見通し。当初は48機の軌道上スペアを含む648機で運用し、その後、初代衛星の機数を増やすか、第2世代に移行するか決定する。

NASAの月探査構想(NASA BAAの解説)

NASA Spaceflight(2/26)
NextSTEP-2 BAAの内容の解説。
有人月面探査システム(HLS = Human Landing System)は5つの要素から構成される:降下モジュール(descent element), 軌道間輸送機(transfer vehicle element),推進薬補給モジュール(refueling element), 上昇モジュール(ascent element), 月面宇宙服(surface suit element)。今回のBAAで提示されたのは、このうち、上昇モジュールと宇宙服を除く3要素。
各要素は直径4.6mの動的エンベロープに包絡されることが要求されており、打ち上げ時質量の要求は16ton以下(目標15ton以下)。
各モジュールの主要な要求:

  • Descent element:LLOから月面への輸送能力9ton (目標12ton以上), 着陸精度100m(目標50m),ディープスロットル25%(目標1/6)。
  • Transfer vehicle:Gateway(@NRHO)から100kmLLOへ25tonを輸送し、Gatewayに帰還(推進薬は極低温or常温で、極低温が望ましい)。再使用10回。
  • Refueling element:推進薬10tonを保管。部分再使用。

Firefly Aerospace社,フロリダ州に工場と射点を建設すると発表

SpaceNews(2/23)
フロリダ州の宇宙開発局であるSpace Floridaと合意。CCAFS内のSLC20を改修。州から$18.9Mを上限に自社投資額と同額の支援を受ける。同社では$52Mの投資を計画。