SpaceX社, Starshipの単体での軌道への打上げをKSC Pad 39Aから実施することを検討中の模様

NASA Spaceflight(5/17)
Starshipは最終的にはSuper Heavyブースタの上段ステージとして使用される計画だが、単体でも軌道到達能力を持つため、試験期間には単体でKSCから打ち上げることを検討中の模様。なお、現在Starship試験機はBoca Chicaの同社射点で飛行試験を実施中だが、フロリダでも製造中。

NASA,月着陸機の研究に11社を選定

SpaceNews(5/17)
NextSTEPのAppendix E。総額$45.5Mで、民間側の資金拠出も要求している。

なお、本契約は当初のNASA計画である有人月着陸2028年に対応したもので、提案が締め切られた後に2024年に前倒しされたことにより、追加で、別の提案要請(Appendix H)を発出する予定。

選定企業は以下:

  • Aerojet Rocketdyne
  • Blue Origin
  • Boeing
  • Dynetics
  • Lockheed Martin
  • Masten Space Systems
  • Maxar Technologies (formerly SSL)
  • Northrop Grumman Innovation Systems
  • OrbitBeyond
  • Sierra Nevada Corporation
  • SpaceX

米下院,NASA予算を承認。2024年有人月着陸のための追加要求の大半は却下

SpaceNews(5/17)
3月の政権要求からは$1.3B上積みした$22.32Bだが、2024年の有人月着陸のためとして追加要求していた$1.6Bの大半は含めなかった。

中国Landspace社,推力80tonf LOX/メタンエンジンTianque-12の製造を完了。燃焼試験は6月開始予定

SpaceNews(5/16)
同社が開発中のZhuque-2ロケット用。ロケットは2020年に試験飛行予定で、英国のOpen Cosmos社及びD-Orbit社と同ロケットによる打上げを合意。

Elon Musk CEO,SpaceX社 Starlinkの概要を説明

SpaceNews(5/15) Spaceflightnow(5/15)
Starlinkが事業的に成立するのは1000機打上げ時点とのこと。FCC申請では最大12000機となっているが、これは「非常に成功した場合」とのこと。
また、400機時点(7回の打上げ)で限定的な運用が可能で、24回の打上げ後にはほぼ全世界をカバー可能な見通し。
Starlink衛星はフェーズドアレイアンテナとホールスラスタの電気推進を採用し、電気推進の推進薬としてキセノンより安価なクリプトンを採用。寿命は4~5年を想定。質量は約500lbsで、60機纏めてFalcon 9ロケットで打ち上げる。
ユーザの地上アンテナにもフェーズドアレイを採用。

NASA長官,2024年の有人月着陸(Artemis計画)のためには修正要求通りの$1.6Bが必要と説明

SpaceNews(5/14) NASA Spaceflight(5/14)
前日公表された修正予算要求(SpaceNews(5/13))の内容を説明したもの。有人月着陸計画はArtemisと命名された。

コメント

前回の月着陸プログラムであるApolloは太陽神アポロンからとったもの。これに対して、Artemisは月の女神。

Delta IV Heavyの打ち上げ契約価格についての考察

SpaceNews(5/14)
先週公開された$149Mは通常認識されている価格($350M程度)に対して低すぎるというコメントが出ているが、今回の契約は機体製造分の契約であり、総額ではないことの説明。関係者の情報ではDelta IV Heavyの最新の価格は$300M弱とのこと。

Northrop Grumman社/NASA,Cygnus与圧部ベースのGateway居住区のモックアップ試験を終了、他社も順次試験開始

NASA Spaceflight(5/11) NASA Spaceflight(5/9)
NextSTEP-2契約作業。なお、全6社のうち5社はモックアップ製造を完了(SNC社の写真あり)。