NASA,商業LEO宇宙ステーションの初期検討に資金を出す計画

SpaceNews(3/23)
Commercial LEO Development (CLD) programで、Funded Space Act Agreementとして民間企業と締結する予定。最初は合計$300M~400Mの予定でPDRレベルまでの設計作業が範囲となり期間は2022~2025年。その後NASAの認証を得るまでの作業を継続予定だが詳細は検討中。なお、基本仕様は宇宙飛行士最低2名の滞在となると公表された。仕様書は4月にドラフト、5月に最終版が公開され、4Qに業者選定を完了予定。
NASAはこれまでNextSTEPプログラムの契約の一部として"free flyer"の開発作業を追加するとしていたが、予算が大幅に不足している現状を踏まえ、Space Act Agreementを活用した契約形態に見直すことにしたもので、CLDでも自社投資が要求されることになる。

ロシアGK Launch Services社,Soyuzロケットによる商業ミッションで38機の衛星を打上げ

SpaceNews(3/22)
ロシア政府の衛星が搭載されていない完全に商業ベースの打上げは初めて。日本企業の衛星としては、Axelspace社のGRUSリモセン衛星4機(そのうち1機は福岡県内企業が製造した「すいせん」)とAstroscale社のELSA-dデオービット機能実証ミッションを搭載。

中国,Chang'e-5オービターをSEL1への再配置完了

SpaceNews(3/19)
Chang'e-5オービターは、昨年12月に月面探査機からのサンプルを月周回軌道上で受取り、カプセルを地球に投下した後、延長ミッションフェーズに入っている。中国がSun Earth L1に探査機を投入するのは初めて。