Falcon1失敗の原因は燃料漏れ

Spaceflightnow(3/25)
打ち上げ初期は正常に飛行していたが、打ち上げ後数秒で発生した燃料漏れによる火災がヘリウムニューマチック配管を損傷し、圧力が規定値を下回ったところでプリバルブが閉となりエンジンへの推進薬供給が遮断された。
ニューマチック系異常が発生するまでロケットは正常に飛行しており、LOXタンク断熱ブランケットが計画通りに離脱しなかった事象は飛行に影響を与えていない模様とのこと。
詳細な故障解析状況は適宜公表される予定。

コメント

Musk氏の兄弟のblog(http://kwajrockets.blogspot.com/)によれば、機体回収に向けて動いているとのこと。また、衛星は、ロケットが海面に衝突したときに空中に投げ出され、射場のマシンショップ(機械加工工場のことだと思います)の屋根を突き破ってほぼ正常な状態で床に降りたとのこと。(当然、衝撃は加わっているが・・・)
ちなみに、このblogを見ると、SpaceXの現地要員は30名以下で、テキサスとカリフォルニアとの間でリアルタイム通信をして判断を下している模様です。当然こうでなければ南の離島での打ち上げはできませんが、中小企業の利点を生かしてきびきびと仕事をしている様子がよく判ります。