はやぶさリアクションホイール故障の原因は設計変更箇所の不具合

文部科学省宇宙開発委員会推進部会(第6回)議事録
当該資料はこちら(PDFファイル)
はやぶさでは、Ithaco社からの輸入品のホイールを使っているのだが、標準品は、はやぶさの振動環境に耐えられないため、設計変更を行っている。故障解析の結果、4箇所の設計変更部分のうち1箇所(メタルライナー追加)が不具合(接着剤のみで固定されていたメタルライナが剥がれて、回転部の隙間に噛み込んだ)を起こし、3個中2個が故障したものと推定された。
平成20年からは国産ホイールに変更予定だが、それまでに同タイプが必要となった場合に備えた設計確定作業を今年度一杯で実施予定。

コメント

資料中にもありますが、米国からの宇宙関連部品の輸入品の設計内容確認は、ITARが壁となり、手強いです。こればかりは人のがんばりではどうしようもないので・・・