Astrium社、Soyuzに代わる欧州製ロケットの開発を提案

SpaceNews(4/1)
Ariane 5のプライムメーカであるAstrium Space Transportation社は、Ariane 5 ECAが開発完了し、新型上段を用いたAriane 5 MEの開発着手が2012年までは計画されていないことを受け、端境期の設計チーム維持のために中型ロケットの開発を政府に働きかけていることを明らかにした。
Arianespace社はSoyuzのKourouからの打上げサービスを開始するが、欧州とロシアの協定にはKourouから打ち上げるSoyuzの長期的な安定供給は含まれていないとのこと。このことから、Astrium社は、中型ロケットの安定供給のためには域内開発のロケットをもつ必要があるとしている。
Astrium社の2008年の予算は19.7億ユーロだが、そのうち39%がミサイル製造、36%がAriane 5製造で、Ariane 5関連の開発費は4%でしかない。