三菱電機, 鎌倉製作所の衛星機器生産棟を竣工

三菱電機プレスリリース(6/1)
従来工場内に点在していた構造・試験エリアを集約して大型精密機械加工機や自動溶接機などの生産設備を導入。主に、太陽電池パドル、衛星構体用パネル、アンテナなどを生産する。10月に稼働開始。これにより衛星機器の生産能力を2倍に増強。投資額は約30億円。

Intelsat社, OneWeb社との合併協議を断念.債権者の理解得られず

SpaceNews(6/1)
合併の条件であった債権切替に債権者の同意が得られなかった。OneWeb社は合併断念による事業計画への影響はないとしている(SpaceNews(6/1))

SpaceX社, SpX-11で初めて再使用Dragonを打上げ予定

SpaceNews(6/1)
SpX-11に使うDragonは2014年9月のSpX-4で使われた機体で、その後再整備したもの。再使用Dragonを打ち上げるのは今回が初めて。構造体は再利用しているが、機能品・熱防護材・海面着水で海水が侵入した可能性のある部位の機器、は交換している。

再使用Dragonの利用でNASAに値引き提供があったかどうかは公開されていない。CRSはISSへの物資輸送サービスのFFP契約であるが、NASAもしくは会社側に状況の変化があった場合には公正な修正を行うことができることになっている。

Stratolaunch社,空中発射ロケットの母機をロールアウト

SpaceNews(5/31)
双胴機で翼端長は世界最大の117m。
この航空機の機体サイズはStratolaunch社が初期に検討していたFalcon 9の空中打ち上げ構想で決まっている。同社はその後Orbital ATK社と中型ロケットThunderboltを検討したが廃案とし、現在は、小型衛星をターゲットにPegasus XLロケットを同時に最大3機搭載して打ち上げることを想定しつつ、別の機体も検討中。
試験機打上げは2019年を計画。

ILS社, Protonロケットの飛行再開を6/7に実施予定

SpaceNews(5/30)
今回の打上げは、Protonロケットの2段と3段のエンジン製造工程で誤ったはんだが使用されていたことが判明して打上げが中断してから、約1年ぶりの飛行再開。

NASA, CCtCapのLOC確率をウェーバーする可能性に言及

SpaceNews(5/30)
CCtCapはLOCとして1/270以下を要求している(スペースシャトルの実績は1/90)が、Boeing社もSpaceX社も、要求を満たすべく設計変更を行ってきたものの、現状、満足できていない。特に問題となっているのが軌道上のデブリ類(OD/MM)との衝突によるリスクで、完全に検証された数学モデルが存在しないのもその要因の一つ。