ILS、小型衛星マーケットから撤退を表明

SpaceNews(7/10)
AtlasシリーズとProtonシリーズの商業打上げを行っているILS社長のMark Albrecht氏によれば、ILSはここ10年のマーケットシェア拡大の方針を転換し、今後は、GTO 4.0〜6.5tonの大型衛星マーケットに専念するとのこと。これは、打ち上げ価格低迷とロシアの経済発展によるProtonロケット製造費の上昇により小型衛星打上による利益が確保できなくなってきているため。
一方小型衛星の分野では、LandLaunch (SeaLaunch社が行うバイコヌールからの打ち上げサービス)が2007年に始まり、Arianespace社によるSoyuzの商業打ち上げが2008年後半から始まる予定である。いずれも、打ち上げ価格は5000万ドル以下と見られている。一方、ILSでは小型のロケットを導入する計画はないとのこと。