Arianespace社、Ariane 5 GS最終号機の打上げを7時間前に延期。バルブの漏洩が原因。

SpaceNews(12/9)
偵察衛星 Helios 2B (4.2ton)を搭載したAriane 5は打上げ7時間前にLOX/LH2のタンク加圧に用いるヘリウム系に漏れが判明し、打上げは延期された。漏洩が疑われるバルブを交換後機能点検を実施して再度カウントダウンに移行予定で、打上げは来週にずれる見通し。
今回の機体は1段のメインエンジンに Valcain 1 エンジンを使ったAriane 5 GSの最終号機であるが、問題のバルブ類はECAと共通部品のため、予備品が射場に準備してあるとのこと。
今回の打上げは2009年のAriane 5の7機目の打上げで、2009年はカレンダー年のAriane 5年間最多打上げ記録となる。