Airbus/SafranのAriane 6構想案 (7/9追記)

BBC(7/5) Challenges(7/8)
Airbus/SafranのAriane 6構想が公開されています。
報道によると、Ariane 6.1とAriane 6.2の2形態を準備し、違いは、2段エンジンにVinciを使うかAestusを使うか(要するに、Ariane 5 MEとAriane 5 ESの違いと同じ)とのこと(製造技術等は最新のものを適用)。A6.1はGTO 8.5tonでA5を代替し、A6.2はSoyuzを代替する構想。Ariane 6の共通1段にはVulcainエンジン改良型を使う。これにより、射点は既存のものを流用可能とのこと。
なお、Ariane 6の形態は最終的には12/2の閣僚委員会で決定される予定。
[追記(7/9)]
コストターゲットはA6.1が80〜85Mユーロ、A6.2が70Mユーロとのこと


コメント

予想が外れました。この構想は、見れば見るほど、Ariane 5 MEとESの1段と固体モータを小さくして、打上げ能力ターゲットを下方修正しただけではないか、という気がしますが、この形態でターゲットコストの70Mユーロを満足できるのかが今後の話題でしょうか。