中国,Kuaizhou-1AロケットでIoT用Zingyunコンステ衛星2機を打上げ
NASA Spaceflight(5/11)
衛星質量は93kgでLバンド通信機とレーザ衛星間通信機を搭載。
長征5Bロケットのコアステージ,今月前半に地上に落下予定
コメント
最近の西側諸国の低軌道打上げでは衛星分離後に上段ステージを制御再突入させるのが標準となっているが、長征5Bは上段ステージを搭載しない形態のため低軌道にコアステージが残っている。
中国,新型宇宙船試験機の着陸に成功
SpaceNews(5/8) Spaceflightnow(5/8)
遠地点を8000kmまで上げて高速再突入を模擬。
Aerojet Rocketdyne社,SLS用RS-25エンジンを年間4基製造できる体制を構築中
NASA Spaceflight(5/7)
2029年末までに24基のエンジンを納める契約をNASAと締結。2015年に契約した6基分のエンジン製造再開契約とあわせて$3.5B以上。年間4基製造できるようにCanoga Parkの工場も拡張する。
中国が長征5Bで打ち上げた貨物回収カプセル試験機は再突入時にトラブル
Spaceflightnow(5/6)
中国の宇宙ステーションからの試料回収に使うカプセルの試験機。インフレータブルヒートシールドを採用。
Amergint Technology社, Tethers Unlimited社を買収
SpaceNews(5/6)
Amergint Technology社は衛星関連地上システムの会社。Tethers Unlimited社はこれまで水推進システム、小型衛星用の再プログラム可能な通信機器、ロボティックアームなどを開発してきた。AT社は今後宇宙から地上までのEnd-to-endソリューションを提供する計画で、特に、米政府顧客を重視する姿勢を強調。
Intelsat社,借入金の利息支払いを実施せず。経営破綻申請の可能性
SpaceNews(5/5)
同社は4/15期限の$125Mの利息支払いを行わなかった。30日以内に支払わないと経営破綻となる。同社株主のCyrus CapitalはCバンドを明け渡すことでFCCからもらえる予定の$4.86Bへの影響があるとして、支払い能力はあるのだから迅速に返済するように要求。
NASA,有人月面着陸機担当3社を選定
SpaceNews(4/30) Spaceflightnow(5/1)
選定されたのは以下3社(グループ)で契約はPDRまでをカバーする。
- Blue Origin($579M)(Prime & Descent stage) aka "National team" with Draper (Avio/GNC), Lockheed Martin (Ascent stage based on Orion Crew capsule), Northrop Grumman (Transfer vehicle based on Cygnus)
- Dynetics($253M) with SNC, etc
- SpaceX($135M) using Starship/Super Heavy
PDR時点で各社を継続するかどうかの判断を行い、最も2024年の月面着陸に近い会社が継続することになるが、その他の2社の開発も後続ミッション用に継続する可能性がある。また、2024年のミッションではGatewayは使用しない予定。選定された会社はいずれもロケットとしてSLSは使わない計画l。SLSを利用して提案したBoeing社は選定されなかった。
ただし、NASAはSpaceX社の提案を"game-changing"であるものの複雑でリスクも大きくスケジュールの実現性に課題ありと見ている。
各社の特徴はSpaceflightnowの記事(4/30)やNASA Spaceflightの記事(4/30)に詳しい。
SpaceShipTwo,Spaceport Americaからの初試験飛行を実施
SpaceNews(5/1)
ロケットエンジンは使用せずに母機から落下させて滑空して帰還。