打ち上げ手段不足で小型衛星市場予測の伸びが鈍化

SpaceNews(2/2)
SpaceWorks Enterprises Inc. が発表した予測によると、50kg以下の小型衛星の今後7年間での打上げ予測数は昨年より20%減。主要な要因は打ち上げ手段がないこと。小型衛星の打上げ数は、2014年158機、2015年131機、2016年101機と減少している。今年は182機と上昇する見通しだが、ロケット・衛星双方の遅れにより、伸びは以前の予測より鈍化する見通し。
また、打上げ手段の制約の他にも、構想検討が進む中で当初小型衛星でコンステレーションを計画していたものの50kgを超過する衛星での構想に見直されて「小型衛星」のカテゴリーに入らなくなった計画があることも影響している。
ただし、今年は、PSLVによる103機の衛星打ち上げや、Falcon 9/Sherpaによる90機の衛星打ち上げが計画されていることから、小型衛星の打上げ数は増加する見通し。