2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシア,新型有人宇宙船の風洞試験を実施中

NASA Spaceflight(6/12) Soyuz宇宙船の後継となるFederatsiya (=Federation)宇宙船は、現在、遷音速風洞試験中で、引き続き、M10.5までの超音速風洞試験に移行。並行して内装設計の確認会も実施。 ロシアはFederatsiya宇宙船による月有人探査を2028年に実施…

MHI, H-IIA 39号機で情報収集衛星レーダー6号機を打ち上げ

MHIプレスリリース(6/12)

中国,Chang'e-4用通信中継衛星をEML2周りのハロー軌道に投入完了

SpaceNews(6/14) 衛星はQueqiaoと名付けられ、直径4.2mのパラボラアンテナで常時地球と通信可能。

Astranis社,ECAPS社のグリーンプロペラントを静止衛星コンステレーションに採用

SpaceNews(6/14) Astranis社は300kg級静止衛星のコンステレーションによる高速インターネット通信網の構築を目指しているスタートアップ企業で3月にSeries A資金調達ラウンドで$18Mを調達。なお、ECAPS社は昨年7月にBradford Holding Company Ltd.に買収され…

ESA,ドイツに第2のP120ブースタ製造ラインを設ける構想を破棄、ドイツはAriane 6上段エンジン用ターボポンプと上段の複合材化を担当

SpaceNews(5/30) 2016年に第2製造ラインをドイツに設けることで合意していたが、今回、イタリアでの製造ライン1本とすることに決定。 その代わりに、上段エンジン用ターボポンプはイタリアAvio社からArianeGroupのドイツ部門に移管。ドイツのMT Aerospace社…

SpaceX社, Falcon 9ロケットでSES 12衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(6/4) 電気推進衛星で5.4ton。電気推進化による軽量化を利用して2つの衛星相当のミッション機能を1つの衛星上に搭載。ペイロード電力16kW、衛星電力19kW。 ロケットは、1段はBlock 4の再使用で、2段はBlock 5仕様。スーパーシンクロナス軌道に…

SSTL社,Firefly Aerospace社とAlphaロケットによる打上げ輸送サービスを契約

SpaceNews(6/4) 最大6機を2020年〜2022年に打上げ。Firefly社は初号機を2019年3QにVAFBから打上げ予定で、2020年に8機、2021年に18機の打ち上げを見込んでいる。目標は年間24機の打ち上げ。

NASA,New Horizons探査機を来年1月1日のカイパーベルト天体2014 MU69(Ultima Thule)フライバイに向けて休眠から復帰

Spaceflightnow(6/5)

中国,長征3Aロケットで気象衛星Fengyun 2Hを打ち上げ

Spaceflightnow(6/5)

NASA,ISS運用への民間企業活用は完全移管ではないと強調

SpaceNews(6/6) ISS Directorの Sam Scimemi氏とのインタビュー記事。We are only going to transition the things industry, NASA and our stakeholders are comfortable transitioning. Some things we are probably not going to transition like crew he…

FCC, Audacy社の民間衛星データ中継システムを承認

SpaceNews(6/7) 3機のMEO衛星を利用したデータ中継衛星コンステレーション

Northrop Grumman社, Orbital ATK社の買収を完了

Spaceflightnow(6/7) SpaceNews(6/5) 元Orbital ATK社の事業部門は Northrop Grumman Innovation Systems となった。買収額は$9.2B。固体モータ製造部門の独立性を維持することが条件(米国の固体モータ製造メーカはOrbital ATKとAerojet Rocketdyneの2社のみ…

Lockheed Martin社,ベンチャーファンドを$100M増加して$200Mに

SpaceDaily(6/8) 追加ファンドによる支援対象はセンサー技術・自律化・AI・サイバーの各領域のスタートアップ。

NGC/NASA, Pegausロケット打ち上げを延期

Spaceflightnow(6/8) NGC社がOrbital ATK社を買収して初のPegasus打上げ。カリフォルニアからハワイへの輸送後にロケットに特異的なデータが確認されたため米本土に戻して点検することとしたもの。Kwajalein諸島の打ち上げ場は民間利用可能期間が限定されて…

Northrop Grumman Innovation Systems, ミッション終了後のCygnusの軌道上滞在期間を1年超に伸ばす計画

NASA Spaceflight(6/8) CRS2用のCygnusで実現

NASA,Junoミッションを3年延長

Spaceflightnow(6/8) 2016年にメインエンジンのバルブ不調で遠木点を低下させる運用を実施しないことにしたため、計画されていたフライバイ回数をこなすにはあと3年必要。

Inmarsat社,EchoStar社からの買収提案を拒絶

SpaceNews(6/8) 提案額は非公開。評価額が低すぎるとのInmarsat社コメント。EchoStar社は手持ち現金が$3.3Bあるが、過去も買収提案額が低かった実績がある。 通信衛星業界ではHTSの増加でトランスポンダ単価は過去2年間で35〜60%低下したと評価されており(No…

ロシア, Proton Mediumの開発を資金不足で中止か?

Interfax通信(5/24) 財政的な理由で開発を中止との情報。

NASA, CygnusによるISS軌道上昇の試験を実施予定

Planetary Society(5/25) 将来のISS運用に向けたデータ取得。ただし、Node 1は重心にないため、ロシアモジュールのスラスタも噴射して回転を防ぐ。今回の試験噴射では軌道速度を0.1m/s程度増速できる見通し。なお、通常のProgressによる加速では1.5m/s程度増…

Virgin Galactic社, SS2 Unityの2回目の推力試験飛行を完了

Spaceflightnow(5/30)

DARPAの軍用LEOコンステレーション検討状況

SpaceNews(5/31) Blackjackと呼ばれるLEOコンステレーションプロジェクトのRFP提案〆切は6/6。通信と偵察が主ミッションになるが、より複雑な、戦闘管理などの機能を付与することも検討されている。DARPAでは最大8つのバスやペイロードの提供会社に対して$11…

SpaceX社, Falcon Heavyによる商業衛星Arabsat 6Aの打上げを12月〜1月に計画

SpaceNews(6/1) 顧客のArabsat社による情報。なお、FHの2号機はUSAFのSTP-2技術試験衛星を搭載して10月に打ち上げられる予定で、商業初号機は3号機の見通し。ただし、そのあとは、Intelsat, Viasat, Inmarsatが打上げスロットの権利は有しているものの、具体…

NASA, LOP-Gの最初のモジュールのドラフトRFPを6月か7月に公開予定

SpaceNews(6/1) Power and Propulsion ElementのドラフトRFPは、これまで4月に公開予定とされていたが遅れていた。最終的な提案〆切は11月の見通し。主要な仕様として、電力50kWと40kW級電気推進システム(Xe推進薬2ton)を有することとされており、これに加え…

Orbital ATK社,CRS1最終号機(OA-11)からフェアリングを改修して打上げ24時間前のレイトアクセスに対応。CRS2ではAntaresロケットも能力向上

NASA Spaceflight(6/1) 現在はHIFでフェアリング結合前に最終カーゴ搭載を行っているが、射点近くでフェアリング結合後に最終アクセスができるように、フェアリングにアクセスドアを設ける改修を実施。 また、CRS2に適用するAntaresロケットは、打ち上げ能力…

中国,長征2Dロケットで地球観測衛星Gaofen-6を打上げ

NASA Spaceflight(6/2) コメント 記事中にGaofenシリーズの解説があります