Google Lunar X Prize参加各社,商業ミッションとしての継続を表明
SpaceNews(5/25)
Space Tech Expoでの表明。商業ミッションとNASAのCommercial Lunar Payload Services (CLPS)のような民間活用プログラムの両方を活用する考え。
主な動き:
SpaceX社,Falcon 9 Block 5初号機には改良型極低温ヘリウム気蓄器を搭載せず。Crew Dragonデモで初搭載
Spaceflightnow(5/25)
開発は順調に進捗しているが、NASAは有人試験飛行前に7回の同一コンフィギュレーションでの飛行を要求しており、無人デモから有人デモの間に6回の飛行が必要になる。
NASA, 2019年のISSクルー交代計画を見直し。Soyuzで打ち上げられるクルーの帰還は2019年秋から2020年1月頃に延期
SpaceNews(5/25)
Crew Dragon / CST-100の開発遅れの可能性に対するマージン確保の動き。
なお、ロシアのSputnik誌では、Boeing社がEnergia社と2020年のSoyuz搭乗権の購入を調整中(二人のNASA飛行士と一人のロシア飛行士が搭乗して費用は米国持ち)と報道しているが、Boeing社はこの報道を否定している。
Phase Four社,電気推進システムをNASAとAstro Digital社に販売すると発表
SpaceNews(5/25)
Phase Four社は新しい小型〜大型衛星用電気推進システムであるelectric radio frequency thruster を開発している会社。NASAは軌道上での評価試験用に購入。Astro Digital社(小型地球観測衛星開発会社)はLandmapperシリーズ衛星に搭載するために製造。
同社のシステムは、電極ではなく電磁波を使ってプラズマを生成するところに新規性があり、Ispはホールスラスタと同等との試験結果を得ている。最初の軌道上デモは今年中にAstro Digital社のデモ衛星で実施予定。
Rocket Lab社,Electronロケットの次回打上げの日程を6/22以降に設定
SpaceNews(5/25)
4月のWDRで電動ポンプ用モータコントローラのひとつに異常が見つかり打ち上げを延期していたが、原因は特定できた。
小型衛星用推進系技術の開発状況
SpaceNews(5/24)
Space Tech Expoでのパネルディスカッションの報告。登壇者はEnpulsion社(電気推進),Additive Rocket Company(化学推進),Neumann Space社(電気推進)。
衛星寿命のあるべき長さの議論
SpaceNews(5/24)
従来の通信衛星運用会社からは減価償却後の運用期間確保のために従来の15年より長期寿命が求められるという意見がある一方、米軍は3〜5年程度の短期間で技術を更新していくことを目指しており、目的に応じて寿命要求が分化すると考えられる。
ICEYE社,シリーズBで$34Mを調達
SpaceNews(5/24)
小型SAR衛星開発会社。今年1月にPSLVで70kgのSAR衛星を打上げ。
英軍,小型衛星の活用の可能性を検討中
SpaceNews(5/23) Aviation Week(5/25)
低コストの小型衛星を頻繁に更新していくことを検討中。Cubesatのコンステレーションの構築も検討に含まれる。英空軍は1月に小型地球観測衛星Carbonite-2を打上げて技術検証を行っている。また、Galileoに代わる英国独自の航法衛星システムの検討も進めている。
米空軍,信頼性の高い打上げ輸送サービスを求める姿勢に変更はないと説明
SpaceNews(5/23)
Space Tech Expoでの説明。宇宙業界は急速に変化しているが、これまで打ち上げを成功させてきたプロセスの多くは維持する考え。
Strizzi said a key ingredient of the Air Force’s success has been its intimate knowledge of how each rockets is designed, tested, fabricated and operated.
Aerojet Rocketdyne社,月着陸船も想定したICE-100エンジンのEM燃焼試験を完了
America Space(5/23)
推力100lbfのMON-25/MMHエンジン。AMで製造したチタン製インジェクタを採用。今後認定用エンジンの試験に移行する。
産業界各社,ロケットは供給過剰の恐れがあると警告
SpaceNews(5/22)
Space Tech Expoでのパネルディスカッション。特に小型ロケットは市場規模が十分でなく現在のベンチャーのほとんどは事業継続できないであろうと予測。
Thales Alenia社, Spacebus Neo衛星バスのCDRを完了
Aviation Week(5/22)
Spacebus Neoは静止衛星用全電気推進衛星バス。初号機は2019年の計画。
SpaceX社,Falcon 9ロケットでIridium NEXT 5機と独GRACE-Follow On衛星 2機を打ち上げ
Spaceflightnow(5/22)
GRACEを高度490km,軌道傾斜角89度に投入後、再着火により、遠地点高度を600kmにあげて軌道傾斜角を86.4度に修正した後で、Iridium NEXTを分離。
1段ステージは再使用された機体だが旧型のため今回は回収せず。フェアリング回収船による分離後のフェアリングのキャッチには失敗。
Orbital ATK社, AntaresロケットでCygnus輸送機を打ち上げ
Spaceflightnow(5/21)
きぼうから放出される予定のCubesat 9機も輸送
中国,長征4Cロケットで月の裏側に中継衛星Queqiaoを打ち上げ
Spaceflgiht News(5/21) AFP(5/21)
月の裏側のラグランジュ点に配置。月の裏側への着陸を計画しているChang'e-4ミッション(今年打上げ予定)で活用。