2016-01-01から1年間の記事一覧

Aerojet Rocketdyne社, CST-100用Launch Abort Engineの燃焼試験を完了

SpaceRef(10/31) CST-100のサービスモジュールに搭載される推進薬は、アボート用とミッション用で共用しており、3種類のエンジンを搭載する:(1)アボート専用の40klbsエンジン×4基、(2)軌道制御用とアボート時の低空での姿勢制御用の1500lbsエンジン、(3)軌…

SpaceX社,Falcon 9の爆発事故の原因をほぼ特定,年内に飛行再開を計画

Spaceflightnow(10/31) SpaceX社プレスリリース(10/28) SpaceNews(11/4) 原因は2段LOXタンク内部のCFRP製He気蓄器が充填作業中に破裂したことと推定されており、充填手順の変更で対応できる見通し。CEOのElon Musk氏によると12月中旬に飛行再開できるだろう…

Eutelsat社,業績回復に向けたコストダウン策を投資家向けに説明

SpaceNews(11/1) Eutelsat 5 West Bでは、当初計画されていたC帯を削除して電力要求を削減し、Orbital ATK社製バスを用いることでProtonロケットでのスタック形態での打上げとすることで打ち上げ費用も低減。なお、衛星はOrbital ATK社製バスの上にAirbus社…

MDA社,商業衛星市場は想定ほど伸びないとの予測を投資家向けに説明

SpaceNews(11/1) RFPはGEO/LEOともに活発だが契約までたどり着く案件が少ないとの分析。商業GEO衛星の今年の契約は世界合計で16件程度に終わるだろうとの見通しで、歴史的な年平均20機に対して2割ほど減る予測。

MHI, H-IIAロケット31号機でひまわり9号を打ち上げ

Spaceflightnow(11/2) 衛星質量は約3500kg。

米海軍,主エンジンが故障したMUOS5衛星の運用可能な軌道への遷移に成功

Spaceflightnow(11/3) RCSスラスタを用いて、ほぼ円軌道で軌道傾斜角9.7度の安定軌道に投入。

中国,長征5Eロケット初号機の打上げに成功

Spaceflightnow(11/3) 初号機は試験機で、2段ステージを搭載して補助ブースタが4本ついた5E形態で実施された打上げ能力はGTOに14tonとされている。長征5号には、このほかに、2段ステージを搭載しないLEO輸送用の5B形態が存在し、打上げ能力はLEOに25ton。今…

ESA,Ariane 6/Vega-Cの固体モータ製造ラインをイタリアとドイツの2箇所に設けることを承認

SpaceNews(11/4) P120Cモータは現在イタリアのAvio社が開発しているが、ドイツのMTA社が自社での低コスト製造能力をアピールしており、これを2つ目の製造ラインとして承認したもの。ただし、コスト低減で増加する開発費がカバーできるとの想定に基づいており…

ULA社,Atlas VロケットでCygnus輸送船を来年3月に打上げ

Spaceflightnow(11/4) SpaceNews(11/4) Orbital ATK社がAtlas VでCygnusを打ち上げるのは3回目。情報ではAntaresでの打上げより打上げ能力が上がるAtlas Vでの打上げをNASAが勧めたとのこと。Antaresでの輸送貨物量は5000lbsであるが、Atlas Vでは7700lbsの…

SpaceX社CEO, Falcon 9の新型バージョン Block 5 の概要を説明

SpaceNews(10/23) Falcon 9 Block 5は再使用を前提とし、推力が現行より引き上げられ、着陸脚を改善する他、いくつかの細かい改修を行う。Block 5の製造は3ヶ月以内に開始され、初号機は6〜8ヶ月後の予定。また、Block 5運用後には、旧バージョン(Block 3, 4…

USAFの退役気象衛星が軌道上で爆発

SpaceNews(10/24) 22年前に打ち上げられたDMSP F-12が軌道上で爆発した模様。本衛星は2015年に爆発したF-13と同じバッテリを使用していたが、F-13が運用中に爆発したのと異なり、既に運用を終了していて安全化処置も終了していたことから、F-13が150個のデブ…

中国,Tiangong 2ステーションから小型衛星を放出して自分を撮影

Spaceflightnow(10/26) 小型衛星Banxing 2はステーション周辺を飛行し、可視光と赤外域でのステーションの写真を撮影。質量は47kgでアンモニア推進系を有する。

Roscosmos,新型宇宙船Federationの無人試験飛行を2021年に実施予定

SpaceflightInsider(10/27) Federation宇宙船は全長6.1m,質量14.4tonで、LEO及び月周回軌道への有人飛行を想定している。打上げにはAngara A5Pロケットが使用され、ISSの1年間係留可能。

NASA,New Horizonsの冥王星フライバイ時の全てのデータ受信を完了

Spaceflightnow(10/27) 50GBのデータを2kbpsの通信で受信するため、フライバイから16ヶ月を要した。 New Horizonsは現在2019年1月1日のカイパーベルト天体MU69(直径21〜40kmの小天体)フライバイに向けて飛行を継続中。

ASTM,有人宇宙飛行の安全基準制定に向けた活動の準備を開始

SpaceNews(10/28)

木星探査機Juno,セーフモードから復帰したものの推進系のトラブルは継続

Spaceflightnow(10/28) 当面、遠木点高度低下は見送り、現在の53.5日周期の軌道で観測を継続する。

中国CGWIC社,Thaicom社からHTS衛星製造と打ち上げを受注

SpaceNews(10/28) 衛星製造と打上げの合計契約額は$208Mで打上げは2019年末

中国, 長征2Fロケットで有人宇宙船Shenzhou 11を打ち上げ

Spaceflightnow(10/17)

Orbital ATK社, 新型Antaresロケットの初飛行でCygnus補給船の打上げに成功

Spaceflightnow(10/18) 1段の主エンジンをAJ26からRD-181に変更したAntares 230形態の初飛行。エンジン性能向上により打上げ能力は20%向上した。なお、2段モータのCastor 30XLも、前回搭載した機体が失敗したため、今回が初フライトとなった。Cygnusの投入軌…

FAA, 宇宙空間監視業務(SSA)を国防総省から引き継ぐとしても段階的に実施すべきとの見解

SpaceNews(10/18) 9月に議会に提出された報告書ではFAAがDODの担うSSAの役割を果たすことは、法的準備とリソースが確保できれば可能としているが、ISPCSでの講演で、FAAの副長官は、実施は可能だが段階的に実施すべきとの見解を述べた。

中国, Shenzhou 11有人輸送船をTiangong 2モジュールとドッキング

Spaceflightnow(10/18) SpaceNews(10/19) NASA Spaceflight(10/18) ふたりの宇宙飛行士は約1ヶ月滞在予定

Vector Space Systems社, York Space Systems社から$60Mの打上げ輸送サービス契約を受注

Via Satellite(10/19) 6機の衛星を2019〜2022年に打ち上げる契約で、14機のオプション付き。最初の打上げはVector-Hロケット(大型バージョン)の初号機の予定。 コメント 契約額がオプション込みか否かは明記されていませんが、従来、$2M/打上げ程度と報道さ…

欧露のExoMars探査機,火星周回軌道投入に成功。ランダー試験機は軟着陸に失敗

Spaceflightnow(10/19) Spaceflightnow(10/21) ExoMarsミッションの火星周回機Trace Gas Orbiterは軌道投入に成功。着陸技術試験機のSchiaparelliは火星大気突入後に信号が途絶し、Mars Reconnaissance Orbiterにより衝突が確認された。 *着陸機の詳細記事…

木星探査機Juno, セーフモードに

SpaceNews(10/20) 原因は調査中。現在Junoは木星を周回する楕円軌道に投入されており、今回の近木点通過時に軌道周期を53日から14日に短縮するマヌーバを実施する計画だったが、事前準備でスラスタの推進薬加圧バルブの作動タイミングが遅くなっていることが…

米大統領府,小型衛星の開発促進政策を発表

SpaceNews(10/21) Harnessing the Small Satellite Revolutionと名付けられたイニシアティブは、NASAや国防総省などが実施している複数の小型衛星技術開発計画を束ね、有望な企業に契約で資金援助する。この発表の中ではPlanet社(旧Planet Labs社)に対して国…

S7グループ, Sea launchロケットを5年間で10機打ち上げる計画

Spaceflight Insider(10/10) S7グループはEnergia社からSea launchを買収した企業。

保険業界,Falcon 9の事故を受け打上げ前保険料率の急激な上昇を予測

SpaceNews(10/10) 打上げ前保険の年間収入は$10M〜$12Mであり、料率は2倍に上昇する可能性もあるとのこと。打ち上げ後保険料率への影響はない見通し。

SNC社,Dream Chaserを欧州プログラムに適用する検討のMOUを締結

SpaceRef(10/11) 締結相手は、ESA, Telespazio, OHB。

中国は国際的な衛星オペレータ買収の意向か?

SpaceNews(10/11) 中国企業によるイスラエルのSpacecom社の買収(同社のAmos 6を搭載したFalcon 9ロケット爆発を受けて中断中)に続き、競争激化している通信衛星オペレータの買収を狙っているのではないか、という予測記事。

Spaceflight社,相乗り専用Falcon 9ミッションで複数のTerra Bella衛星を打ち上げ

SpaceNews(10/11) 同社が相乗り専用に昨年調達したもの。同ミッション(SSO-A)では20個以上のペイロードを打ち上げ予定だが、Terra Bella社は「Co-lead」になると発表。ただし、具体的な打上げ数は「1個以上」というだけしか発表していない。また、以前、イス…